ツシマヤマネコ、22日に放獣へ 環境省施設で訓練後、初めて

共同通信 2024年4月15日 18:39
 ツシマヤマネコの「ひかり」=2023年12月、長崎県対馬市(環境省対馬自然保護官事務所厳原事務室提供)
 ツシマヤマネコの「ひかり」=2023年12月、長崎県対馬市(環境省対馬自然保護官事務所厳原事務室提供)

 国の天然記念物ツシマヤマネコの絶滅を防ぐため、長崎県対馬市の「ツシマヤマネコ野生順化ステーション」で自然環境で生き抜けるよう訓練した雄1匹を野生に戻す環境省の計画を巡り、同省は15日、22日に実施すると正式発表した。保護や増殖に向けて設置した同施設で訓練した個体の「放獣」は初めてとなる。

 環境省によると、放獣するのは推定1歳の「ひかり」(体重約2・8キロ)。野生下で生まれたが、23年7月に同市上県町の道路で交通事故に遭い、「対馬野生生物保護センター」で治療を受けた。

 保護された当時は推定2~3カ月の幼獣。訓練を順調にこなし、同省は「野生下での生活に支障はない」と判断した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧