70年に1度接近の彗星観察 「ポン・ブルックス」

共同通信 2024年4月12日 21:27
 北海道神恵内村で見られた「ポン・ブルックス彗星」=12日午後7時40分から4秒露光で撮影した15枚を加算平均合成
 北海道神恵内村で見られた「ポン・ブルックス彗星」=12日午後7時40分から4秒露光で撮影した15枚を加算平均合成
 和歌山県・潮岬で見られた「ポン・ブルックス彗星」と木星=12日午後7時32分(約2秒露光)
 和歌山県・潮岬で見られた「ポン・ブルックス彗星」と木星=12日午後7時32分(約2秒露光)

 約70年周期で太陽に接近する「ポン・ブルックス彗星」が12日、和歌山県などで観察された。国立天文台によると、今月中旬ごろまで、日没後の西の空で見られる。肉眼で見るのは難しいが、双眼鏡などで観察できるという。

 本州最南端の和歌山県・潮岬では、流れる雲間から、木星と共に彗星が姿を見せた。北海道神恵内村の海岸沿いでも、尾を引く彗星を撮影することができた。

 ポン・ブルックス彗星は、1812年にフランスの天文学者ポンが最初に発見した。1883年に米国の天文学者ブルックスが再び見つけ、約70年周期であることが分かった。彗星の名前は発見者に由来している。

 今月21日には太陽に最も近づく。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧