70年に1度接近の彗星観察 「ポン・ブルックス」
![北海道神恵内村で見られた「ポン・ブルックス彗星」=12日午後7時40分から4秒露光で撮影した15枚を加算平均合成](/sites/default/files/images/newspack/2024-04PN2024041201001949.-.-.CI0003.jpg)
![和歌山県・潮岬で見られた「ポン・ブルックス彗星」と木星=12日午後7時32分(約2秒露光)](/sites/default/files/images/newspack/2024-04PN2024041201001950.-.-.CI0003.jpg)
約70年周期で太陽に接近する「ポン・ブルックス彗星」が12日、和歌山県などで観察された。国立天文台によると、今月中旬ごろまで、日没後の西の空で見られる。肉眼で見るのは難しいが、双眼鏡などで観察できるという。
本州最南端の和歌山県・潮岬では、流れる雲間から、木星と共に彗星が姿を見せた。北海道神恵内村の海岸沿いでも、尾を引く彗星を撮影することができた。
ポン・ブルックス彗星は、1812年にフランスの天文学者ポンが最初に発見した。1883年に米国の天文学者ブルックスが再び見つけ、約70年周期であることが分かった。彗星の名前は発見者に由来している。
今月21日には太陽に最も近づく。
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