月着陸、日本人は2回で日米合意 アルテミス計画、米国人以外で初

共同通信 2024年4月11日 03:10
 月探査の実施取り決めに署名した盛山文科相(右)とNASAのネルソン局長=9日、ワシントン(文科省提供)
 月探査の実施取り決めに署名した盛山文科相(右)とNASAのネルソン局長=9日、ワシントン(文科省提供)

 【ワシントン共同】日米両首脳の共同声明は、米主導の国際月探査「アルテミス計画」で日本人飛行士を2回、月面着陸させることを盛り込んだ。同計画で米国人以外では初めてとなる見通し。日本は宇宙服なしで乗れる月探査車を提供することで貢献を示す。盛山正仁文部科学相が9日、米NASAのネルソン局長と実施取り決めに署名した。

 アルテミス計画では「アポロ計画」以来約半世紀ぶりの有人月探査を目指す。着陸した12人は全て米国の白人男性だったが、今回は女性と非白人の飛行士も選ぶ。2026年9月に米国の飛行士2人を着陸させる見通しで、日本人は28年以降が想定される。

 1人目の日本人は可能な限り早期に、2人目は提供する月探査車が月に到着するタイミングを考慮するという。今後、適性を見極めて選定する。

 日本はJAXAとトヨタが探査車「ルナクルーザー」を開発中。31年に打ち上げ、10年間の運用を見込む。月周回基地「ゲートウエー」建設や物資輸送でも貢献する。追加の貢献があれば、3回目の着陸機会が提供される可能性もある。

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