日米、脱炭素投資を共同支援へ EV・水素柱に新枠組み
![日米脱炭素連携のイメージ](/sites/default/files/images/newspack/2024-04PN2024040201001242.-.-.CI0003.jpg)
日米両政府が脱炭素投資を共同で推進する方向で調整に入った。EVや水素関連を念頭に、日米の企業が手がける有望なプロジェクトを補助金や税優遇などで互いに支援する新たな枠組みの創設を検討する。10日の首脳会談後に公表する共同声明に合意内容を盛り込む方針だ。日本の政府関係者が2日明らかにした。
両国とも脱炭素投資を成長戦略の柱に据え、自国産業を後押しする大規模な支援策を打ち出している。これを連動させることで政策の実効性を高める考えだ。EV用の蓄電池や太陽光パネルの製造で高いシェアを握る中国に対抗、日米が協調して市場創出を主導したいとの思惑もある。
日米連携の新たな支援枠組みでは、製造過程で排出するCO2が少なく、次世代燃料として期待される水素事業の推進が有望視されている。米国は水素を生産する企業に税優遇する仕組みを整え、日本は石炭など既存燃料に比べて割高な水素燃料の価格差を埋める支援策を設けている。米国で生産した水素を輸入して日本で事業展開するプロジェクトを一体的に支援することなどが念頭にある。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
核ごみ直接処分でも技術活用可能 専門家「政策転換を視野に」
共同通信 -
島根2号機、地元首長と意見交換 規制委「現行基準で適切な審査」
共同通信 -
玄海原発で点検遅れ 非常用発電機の動作確認
共同通信 -
北日本「海洋熱波」で昨夏猛暑に 雲少なく日射増、英科学誌発表
共同通信 -
老化卵子の染色体異常解明、理研 マウス実験、流産メカニズム理解
共同通信 -
原発の処理水放出「基準に適合」 IAEA、2回目報告書
共同通信 -
女川原発、再稼働11月に延期 東北電力、仮設倉庫の撤去遅れ
共同通信 -
帯状疱疹、65歳に定期接種 厚労省部会、ワクチン支援で案
共同通信 -
コスモス国際賞に英博士 生物保全科学の先駆者
共同通信 -
JR東海社長、水位低下で釈明 「原因究明考えた」、リニア工事
共同通信