月探査機、過酷環境耐性を確認へ 4月の通信再開目指し
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、月面着陸をした探査機「SLIM(スリム)」が3月30日未明に休眠状態に入ったと発表した。着陸地点が日没を迎え、太陽電池パネルに光が当たらなくなった。一部の機能は失われつつあるが、月の過酷な環境にどこまで耐えられるかを調べるため、日が当たる4月下旬に通信再開を試みる。
スリムは1月20日の着陸以降、昼間は110度、夜間は氷点下170度にもなる環境下で休眠と復旧を繰り返し、2回の「越夜」に成功した。もともと低温に耐える設計ではなく、JAXAは「少しずつセンサー類など機能が失われてきており、3回目の越夜が可能かは不透明」としている。
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