坂本龍一さん鎮魂の演奏会 教え受けた被災地オーケストラ

共同通信 2024年3月31日 19:48
 東北ユースオーケストラが開いた坂本龍一さんの追悼演奏会で、詩を朗読する吉永小百合さん=31日、東京・サントリーホール
 東北ユースオーケストラが開いた坂本龍一さんの追悼演奏会で、詩を朗読する吉永小百合さん=31日、東京・サントリーホール

 昨年3月に71歳で死去した音楽家の坂本龍一さんが東日本大震災の被災3県の若者と立ち上げた東北ユースオーケストラ(TYO)が31日、東京・サントリーホールで追悼演奏会を開いた。坂本さんから教えを受けた約90人の団員が鎮魂の思いを込め14曲を演奏した。

 復興支援を目的に坂本さんが立ち上げ、音楽監督も務めたTYO。今回は代表曲「戦場のメリークリスマス」などに加え、震災で亡くなった人々の鎮魂を主題に坂本さんが作曲した「いま時間が傾いて」も披露した。

 坂本さんと共に核廃絶を訴えてきた俳優の吉永小百合さんも出演し、和合亮一さんらの詩を朗読。英国の教会で、朗読と演奏の会を開いた際に「平和の使い」のハトが迷い込んだ逸話を紹介し「大空の向こうで坂本さんはハトに出会っているかもしれない」と語った。

 演奏会は23日から盛岡市、仙台市、福島県郡山市でも開催。31日は能登半島地震を受け、富山県氷見市の会場にもライブ配信された。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧