輪島塗、日差しに樹液当て漆精製 地震被災工房が伝統作業
![「天日黒目」の作業で漆の樹液をかき混ぜる大徹八井漆器工房の八井汎親会長=23日午前、石川県輪島市](/sites/default/files/images/newspack/2024-07PN2024072301000549.-.-.CI0003.jpg)
能登半島地震で被災した石川県輪島市の輪島塗の製作販売会社「大徹八井漆器工房」で23日、漆の樹液を日差しに当て、余分な水分を飛ばして精製する「天日黒目」と呼ばれる伝統作業が行われた。同社は作業場が地震で倒壊し、市内の仮設工房などで漆器の製作を続けている。
強い日差しの中、倒壊した作業場の前に置かれた黒いおけに薄茶色の樹液5キロが流し込まれ、八井汎親会長(86)らが交代で「櫂」と呼ばれる棒状の道具でゆっくりとかき混ぜた。樹液は次第に茶褐色へと変化した。
八井会長は「地震後、全国から再生してほしいと手紙をいただいたことが力になった。伝統を続けていき、復興の足掛かりにしたい」と話した。
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