高浜原発4号機で伝熱管損傷 関電、営業運転再開に遅れ
関西電力は22日、定期検査中の高浜原発4号機(福井県高浜町)で、蒸気発生器の伝熱管4本に損傷を確認したと発表した。外部への放射性物質の漏えいはないとしている。小型カメラで損傷箇所の調査などを行うため、4月下旬としていた営業運転再開の時期は遅れる見通し。
蒸気発生器の伝熱管は、原子炉で発生した熱を伝えてタービンを回す蒸気を作る機械。4号機には蒸気発生器が3台あり、計約1万本の伝熱管がある。検査では、うち2台の蒸気発生器の各2本で外側からの減肉を示す信号が出た。
関電によると、高浜3、4号機ではこれまでの定検でも同様の損傷が見つかっている。今後、損傷した伝熱管に栓をするなどの対策をする。
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