米企業、月着陸船打ち上げ 有人探査へ環境調査
【ワシントン共同】米宇宙企業アストロボティック・テクノロジーは8日、月着陸船ペレグリンをフロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げた。2月下旬に着陸を試み、成功すれば民間初となる可能性がある。NASAが月への観測機器輸送を企業に委託するプログラムの第1弾で、後に続く探査機や飛行士のため月面の環境を調べる。月やその周辺での宇宙開発を担う産業の育成にもつなげる。
ペレグリンは英語でハヤブサ。高さ1・9m、幅2・5mほどで、箱型の本体に4本の脚が付いた姿だ。放射線や月面の温度、物質構成を調べる機器などを搭載、日本を含む世界の子どもたちのメッセージが入ったカプセルも相乗りした。
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