5万光年、宇宙の旅? 天の川中心に別銀河の星
![天の川銀河のブラックホール「いて座Aスター(A*)」近くにある恒星「S0―6」((C)宮城教育大学/国立天文台)](/sites/default/files/images/newspack/2023-12PN2023122701001451.-.-.CI0003.jpg)
地球のある天の川銀河に、100億年以上前に別の銀河で生まれ、5万光年の距離を旅してきた恒星が紛れ込んでいる可能性があることを、宮城教育大と国立天文台などがすばる望遠鏡による観測で突き止めた。1日、日本学士院紀要電子版に発表した。
天の川銀河の中心には、質量が太陽の400万倍あるブラックホールがある。本来、強い重力の影響で付近には星が形成されないはずだが、実際には恒星があり、成り立ちは謎に包まれていた。
チームはブラックホール近くの恒星「S0―6」に着目し2014~21年に観測。温度や鉄の量から約100億年以上前に誕生したと分かったという。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
志賀原発、変圧器復旧に2年超か 能登半島地震で故障、北陸電力
共同通信 -
今月21日、史上最も暑い日に 世界平均気温、EU機関
共同通信 -
「H3」後継、20年代着手 JAXA、ロケット開発で
共同通信 -
国際数学五輪、金2銀2銅1 長野県の高校生ら
共同通信 -
搬出先、次期エネ基で具体化 中間貯蔵の使用済み核燃料
共同通信 -
韓国・現代のEVバス、屋久島へ 来年めど、島内路線に5台導入
共同通信 -
敦賀原発活断層、26日結論へ 原子力規制委、初不合格の可能性
共同通信 -
柏崎刈羽の再稼働、経済的恩恵を 自民新潟、経産相に要望
共同通信 -
黒潮大蛇行、赤潮に影響か 瀬戸内海への海水流入減少
共同通信 -
核ごみ直接処分でも技術活用可能 専門家「政策転換を視野に」
共同通信