「ふげん」燃料搬出27年度開始 4年遅れ、輸送容器の設計変更
![文科省の担当者(右奥)と面談し、「ふげん」の燃料搬出計画について報告を受ける福井県敦賀市の米沢光治市長(左奥)=22日午後、敦賀市役所](/sites/default/files/images/newspack/2023-12PN2023122201001900.-.-.CI0003.jpg)
文部科学省は22日、日本原子力研究開発機構の新型転換炉「ふげん」(福井県敦賀市)の使用済み燃料を再処理のためフランスへ搬出を始める時期を計画から4年遅らせ、2027年度にすると明らかにした。ふげんは廃炉作業中で、搬出開始を23年度中としていたが、輸送容器の設計変更が必要になり遅れる見通しになっていた。
文科省によると、26年夏ごろとしていた搬出完了時期は5年遅れ、31年度の見込み。フランス規制当局の許認可に時間を要するとして、搬出期間が計画より1年以上延びる。廃炉完了を40年度とする計画全体には影響しないとしている。
文科省の担当者が22日、敦賀市役所で市長に報告した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
志賀原発、変圧器復旧に2年超か 能登半島地震で故障、北陸電力
共同通信 -
今月21日、史上最も暑い日に 世界平均気温、EU機関
共同通信 -
「H3」後継、20年代着手 JAXA、ロケット開発で
共同通信 -
国際数学五輪、金2銀2銅1 長野県の高校生ら
共同通信 -
搬出先、次期エネ基で具体化 中間貯蔵の使用済み核燃料
共同通信 -
韓国・現代のEVバス、屋久島へ 来年めど、島内路線に5台導入
共同通信 -
敦賀原発活断層、26日結論へ 原子力規制委、初不合格の可能性
共同通信 -
柏崎刈羽の再稼働、経済的恩恵を 自民新潟、経産相に要望
共同通信 -
黒潮大蛇行、赤潮に影響か 瀬戸内海への海水流入減少
共同通信 -
核ごみ直接処分でも技術活用可能 専門家「政策転換を視野に」
共同通信