東電への資金援助枠、15兆円に 政府、原発事故の賠償拡大で増額
![処理水の海洋放出が始まった東京電力福島第1原発=8月24日(共同通信社ヘリから)](/sites/default/files/images/newspack/2023-12PN2023122201000730.-.-.CI0003.jpg)
政府は22日、東京電力福島第1原発事故に伴う賠償が拡大していることを受け、東電への資金援助となる交付国債の枠を現状の13兆5千億円から15兆4千億円へ、1兆9千億円増額することを決めた。原発周辺からの避難者や処理水の海洋放出に伴う風評被害への賠償が膨らむ中、東電からの支払いが滞らないようにする。
原子力災害対策本部の持ち回り会合で決定した。斎藤健経済産業相は22日の閣議後記者会見で、「東京電力の賠償の取り組みに万全を期すためのものだ」と述べた。
東電への資金援助は、必要に応じて現金化できる交付国債を国が発行し、原子力損害賠償・廃炉等支援機構を通じて支援する形となる。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
志賀原発、変圧器復旧に2年超か 能登半島地震で故障、北陸電力
共同通信 -
今月21日、史上最も暑い日に 世界平均気温、EU機関
共同通信 -
「H3」後継、20年代着手 JAXA、ロケット開発で
共同通信 -
国際数学五輪、金2銀2銅1 長野県の高校生ら
共同通信 -
搬出先、次期エネ基で具体化 中間貯蔵の使用済み核燃料
共同通信 -
韓国・現代のEVバス、屋久島へ 来年めど、島内路線に5台導入
共同通信 -
敦賀原発活断層、26日結論へ 原子力規制委、初不合格の可能性
共同通信 -
柏崎刈羽の再稼働、経済的恩恵を 自民新潟、経産相に要望
共同通信 -
黒潮大蛇行、赤潮に影響か 瀬戸内海への海水流入減少
共同通信 -
核ごみ直接処分でも技術活用可能 専門家「政策転換を視野に」
共同通信