英、AIを発明者と認めず 最高裁、人間だけに特許権
【ロンドン共同】英最高裁は20日、新技術を開発した人工知能(AI)について、現行法ではAIを発明者とすることはできず、特許権は認められないとの判決を出した。特許権を得られるのは人間だけとした下級審の判決を支持した。
米国のコンピューター科学者が、自身が開発したAIが考案したとする食品用容器と点滅信号に関し、AIを「発明者」として英国で特許を出願。知財当局が2019年に「発明者になれるのは人間のみ」と認めなかったため訴えを起こしていた。
科学者側の代理人弁護士は声明で「英国の特許法が、AIが発明した技術の権利を保護するのに不適格であることを明確にした」と法の不備を指摘した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
志賀原発、変圧器復旧に2年超か 能登半島地震で故障、北陸電力
共同通信 -
今月21日、史上最も暑い日に 世界平均気温、EU機関
共同通信 -
「H3」後継、20年代着手 JAXA、ロケット開発で
共同通信 -
国際数学五輪、金2銀2銅1 長野県の高校生ら
共同通信 -
搬出先、次期エネ基で具体化 中間貯蔵の使用済み核燃料
共同通信 -
韓国・現代のEVバス、屋久島へ 来年めど、島内路線に5台導入
共同通信 -
敦賀原発活断層、26日結論へ 原子力規制委、初不合格の可能性
共同通信 -
柏崎刈羽の再稼働、経済的恩恵を 自民新潟、経産相に要望
共同通信 -
黒潮大蛇行、赤潮に影響か 瀬戸内海への海水流入減少
共同通信 -
核ごみ直接処分でも技術活用可能 専門家「政策転換を視野に」
共同通信