文化庁、AIと著作権で素案提示 年度内に報告とりまとめ

共同通信 2023年12月20日 11:58
 「生成AI」と著作権保護の在り方を議論する文化審議会の小委員会=20日午前、東京都内
 「生成AI」と著作権保護の在り方を議論する文化審議会の小委員会=20日午前、東京都内

 人工知能(AI)が文章や画像を作る「生成AI」と著作権保護の在り方について、文化審議会の小委員会が20日、開かれた。文化庁が考え方の素案を提示。委員会は年度内に報告をまとめる。

 著作権法は2018年の改正で、AIの「開発」や「学習」に権利者の許諾がなくても著作物を利用できると規定。「著作権者の利益を不当に害する場合」などは例外とされるが、文化庁は該当するケースをほとんど示していない。

 素案は市場価値や販路に悪影響があるかどうかの検討が必要と指摘。AIによる生成物の作風や画風が類似しているだけでは、著作権侵害には当たらないとの見方を示した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧