【電子版限定】〝みくりん〟が語った「HKT48」卒業の理由とは…熊日独占インタビュー拡大版 今後の目標、熊本への思い
福岡市を拠点に活動するアイドルグループ「HKT48」のメンバーで、熊本県出身の「みくりん」こと田中美久さん(22)が、29日の公演を最後にグループを卒業する。芸能活動の節目を前に熊日のインタビューに応じ、10年間のアイドル活動や、古里への思いなどを赤裸々に語った。(東有咲)
-いよいよ卒業ですね。
「不安はあるけど、卒業後にやることも一気に増えてきたので、今は頑張ろうという気持ちです」
-今年で卒業すると決めた理由は?
「アイドルとしての新たな目標がない。やり切りました。(デビュー前、憧れだった)大島優子さんに近づけたとか、誰かになれたのではなく、ファンのおかげで、田中美久という存在になれた感じがします」
-そもそもなぜアイドルを目指したんですか?
「(AKB48元メンバーの)大島優子さんにいつも元気をもらっていて、私もこの道に進みたいと思いました。HKTでデビューできた時は、諦めないことは大切だなと思いました」
-当時、最年少の12歳での加入でした。
「メンバーのお姉さんたちが何をしても守ってくれる安心感の方が、(不安より)強かったです。ただ(生活拠点を)福岡に移したことがつらかった。転校して熊本の友達とも離れ離れになってしまって、熊本にいる家族にも会いたくて…。毎日お風呂で泣いていました。HKTの活動が忙しく学校になじめない時期もありました。その環境でも楽しいことを見つけることで、寂しさもだんだん和らぎました」
「今いる場所もいつかは思い出になる。過去ではなく、今を見つめながら頑張ることで乗り越えられることはあると思います」
-デビュー直後の2014年1月、古里で凱旋(がいせん)コンサートに出演しましたね。
「渡辺麻友さんの『シンクロときめき』をソロで披露しました。1人で歌うのは初めてで、とても緊張しましたが、『熊本の誇りだよ』と地元のファンが喜んでくれた。熊本をもっと有名にしたい気持ちが大きくなりました」
-加入当初、HKTにはトップアイドルの指原莉乃さんがいましたね。
「指原さんには、小さい頃から、たくさんアドバイスをもらったし、背中を見て学びました。困った時はいつも相談に乗ってくれる。偉大な先輩で、私が頑張る糧になっている存在。いつか指原さんのようにお金持ちになりたい(笑)」
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