日本58位、石炭巡り低評価 気候対策シンクタンク分析
ドイツの環境シンクタンク「ジャーマンウオッチ」などの研究チームは8日、世界の64カ国・地域の気候変動対策を採点した報告書を公表、日本は58位と明らかにした。石炭にアンモニアなどを混ぜる火力発電技術をアジアで展開する日本の政策を「偽りの解決策」と強く批判。石炭火力発電の段階的廃止に向けた具体的な目標をつくるよう求めた。
十分な対策に取り組んでいる国はないとして、1~3位は空席。事実上トップの4位はデンマークだった。再生エネ比率の高さなどが高評価につながった。
日本は58位。50年排出実質ゼロを目指すが「達成に向けた具体的な行程表がない」(研究チーム)といった政策の不十分さが響いた。
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