小惑星と同じ土で野菜栽培 「りゅうぐう」の成分再現
![小惑星で採取した砂を再現した土で野菜栽培に成功したことを発表する岡山大の中村栄三特任教授=7日午後、岡山県倉敷市](/sites/default/files/images/newspack/2023-12PN2023120701001972.-.-.CI0003.jpg)
岡山大の中村栄三特任教授は7日、岡山県倉敷市で開かれた宇宙開発関連の国際会議で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が小惑星りゅうぐうで採取した砂を再現した土で野菜を育てることに成功したと発表した。生命維持に必要な資源が乏しい月などを含め「宇宙での自給自足の実現につながる一歩」としている。
中村特任教授らは、りゅうぐうの砂や石を分析し、アミノ酸などの有機物が大量に含まれていることを確認。りゅうぐうの砂の成分を再現した土をつくり、岡山市の植物工場で野菜を栽培。レタスやルッコラ、水菜など約10種類が順調に育った。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
月探査車「テネシアス」完成 日本の宇宙企業ispace
共同通信 -
恐竜化石、鳥類“親戚”の新種 トロオドン科、兵庫で発見
共同通信 -
玄海原発の基準津波を見直し 九州電力、政府評価を反映
共同通信 -
志賀原発、変圧器復旧に2年超か 能登半島地震で故障、北陸電力
共同通信 -
今月21日、史上最も暑い日に 世界平均気温、EU機関
共同通信 -
「H3」後継、20年代着手 JAXA、ロケット開発で
共同通信 -
国際数学五輪、金2銀2銅1 長野県の高校生ら
共同通信 -
搬出先、次期エネ基で具体化 中間貯蔵の使用済み核燃料
共同通信 -
韓国・現代のEVバス、屋久島へ 来年めど、島内路線に5台導入
共同通信 -
敦賀原発活断層、26日結論へ 原子力規制委、初不合格の可能性
共同通信