ヨットレースでプラ採取計画 海洋拡散調査、25年開催
![2018年の「メルボルン大阪ダブルハンドヨットレース」=大阪湾(NPO法人「大阪北港ヨットクラブ」提供)](/sites/default/files/images/newspack/2023-12PN2023120201000083.-.-.CI0003.jpg)
オーストラリアのメルボルンから大阪までのコースで2025年に開催される国際ヨットレースで、海への流出、拡散が問題となっている微小な「マイクロプラスチック」の採取調査が計画されている。約1万200キロの航行中、50隻程度が採取する見通しだ。関係者は「多数のヨットによる大規模な調査は初めてではないか。実態把握や研究、対策に役立てたい」としている。
マイクロプラスチックは直径5ミリ以下の細片。排水溝や河川などを通じて海に流出する。回収が難しく、生物が食べて成長に影響が出たり、分解されずに世界中に広がり生態系に悪影響を与えたりする恐れがある。
「メルボルン大阪ダブルハンドヨットレース」で実施。準備、運営に当たるNPO法人「大阪北港ヨットクラブ」(大阪市)などによると、2人乗りヨットでメルボルン港を25年3月にスタートし北上、赤道を越え大阪港に4、5月にゴールする。参加ヨット数は、到着時の係留場所確保の状況などから今後増減があり得るが、数カ国から50隻程度を想定している。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧-
敦賀原発2号機審査結論へ 規制委が断層判断、初の不合格か
共同通信 -
月探査車「テネシアス」完成 日本の宇宙企業ispace
共同通信 -
恐竜化石、鳥類“親戚”の新種 トロオドン科、兵庫で発見
共同通信 -
玄海原発の基準津波を見直し 九州電力、政府評価を反映
共同通信 -
志賀原発、変圧器復旧に2年超か 能登半島地震で故障、北陸電力
共同通信 -
今月21日、史上最も暑い日に 世界平均気温、EU機関
共同通信 -
「H3」後継、20年代着手 JAXA、ロケット開発で
共同通信 -
国際数学五輪、金2銀2銅1 長野県の高校生ら
共同通信 -
搬出先、次期エネ基で具体化 中間貯蔵の使用済み核燃料
共同通信 -
韓国・現代のEVバス、屋久島へ 来年めど、島内路線に5台導入
共同通信