遠州灘で親ウナギ放流 漁獲量回復目指し

共同通信 2023年11月21日 21:17
 放流するウナギを手にする、活動の発起人で仲卸会社の加茂仙一郎社長=21日午後、浜松市
 放流するウナギを手にする、活動の発起人で仲卸会社の加茂仙一郎社長=21日午後、浜松市

 浜松市の地元漁協や販売組合でつくる団体などは21日、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの漁獲量回復を目指し、浜名湖で捕獲した天然の親ウナギ321匹(約124キロ)を遠州灘に放流した。今後、年内に2回放流する予定。

 ニホンウナギはマリアナ海溝が産卵場所とされる。親ウナギ放流は、日本近海に戻る稚魚を増やすのが狙いで、2011年に始まった。団体では、天然親ウナギを市場で買い取る資金を募るため、今年8~9月にクラウドファンディングを実施。73万円を集めた。

 21日は、親ウナギを載せた漁船が舞阪漁港(浜松市)を出発。波が高くうねる中、沖合に放流した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧