世界最高齢テナガザル死ぬ 北海道・釧路市動物園
北海道の釧路市動物園は6日、雄のシロテテナガザル「オン」が糖尿病の悪化によるくも膜下出血のため死んだと発表した。飼育下での平均寿命は30~40歳とされるが、オンは65歳以上と推定され、世界最高齢という。
園によると、オンは1959年3月に井の頭自然文化園(東京)が購入。30歳だったとみられる88年10月に釧路市動物園に来園し、穏やかで優しい性格で愛された。
2023年夏ごろから体力が低下。2日夜に獣医師が死んだことを確認した。園は6日に献花台を設置した。担当者は「動物園に長い間いたので、いなくなってしまった実感が湧かない」と話した。
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