自動通話とAI、災害時安否確認 陸前高田、全国初システム
東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市は5日、自動音声応答通話「オートコール」と人工知能(AI)を活用した災害時の安否確認システムの本格運用を始め、登録者と訓練を行った。市は全国初のシステムとしており、災害弱者の避難に役立てる方針。
災害警戒区域内で暮らす、自力での避難に困難が伴う「避難行動要支援者」らが対象だ。電話になじみの深い高齢者を念頭に、市とNTT東日本がシステムを共同開発した。
災害時、事前にシステムに登録した人に、オートコールがかかる。現在地やけがの有無を問われ、口頭で回答すると、結果をAIが分類して災害対策本部に共有する。
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