エヴァ聖地に刺さる7mのやり 山口・宇部、地元企業若手が再現

共同通信 2023年11月1日 05:15
 エヴァンゲリオンに登場する「ロンギヌスのやり」のレプリカと、製作した地元企業の若手社員ら=10月、山口県宇部市
 エヴァンゲリオンに登場する「ロンギヌスのやり」のレプリカと、製作した地元企業の若手社員ら=10月、山口県宇部市

 瀬戸内海に面して工場群が広がる工業都市・山口県宇部市の公園に、人気アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズに登場する「ロンギヌスのやり」が物語の一場面さながらに突き刺さっている。同市はシリーズの監督を務めた庵野秀明さんの出身地で、地元企業の若手社員らが全長7メートル超のレプリカを製作した。市は劇場版の舞台モデルにもなり、ファンの聖地として知られる。

 やりを製造したのは宇部市に多数の工場を構える総合化学メーカーUBEのグループ会社「宇部スチール」。昨年7月、若手社員が社内会議でやりの製造を提案、約40人が携わって鉄スクラップなどの廃材から、重さ約1・2トンのやりを鋳造した。エヴァの版権管理元ともやりとりを重ね、特徴的なやりのらせん構造を再現した。

 10月のオープニングセレモニーで宇部スチールの山根久雄社長は「まさか実現するとは思わなかった」と振り返り、「らせん部分をまっすぐ造るために高度な鋳造技術を詰め込んだ。実際に触って鉄の質感を楽しんで」と話した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧