人間国宝の大澤光民氏が死去 鋳金で独自技法、82歳
鋳金の伝統的な技法「焼型鋳造」を受け継ぐ一方、鋳型に銅など金属を埋め込んで文様を表す技法「鋳ぐるみ」を編み出した人間国宝の大澤光民(おおざわ・こうみん、本名大澤幸勝=おおざわ・ゆきまさ)さんが29日午前6時8分、肺炎と心不全のため富山県高岡市の高岡市民病院で死去。82歳。富山県出身。
1958年に富山県立職業補導所銅器科を卒業後、鋳造業の伝統的な技術を習得した。80年に独自の技法「鋳ぐるみ」が誕生。自然光や水の透明感を表現し、高く評価された。
83年から日本工芸会正会員。2000年、「鋳ぐるみ鋳銅花器」で日本伝統工芸展高松宮記念賞受賞。05年に人間国宝に認定された。
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