宿泊業の発展祈る「献湯祭」 和歌山・熊野那智大社
和歌山県那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社で29日、温泉旅館の泉源からくみ上げた一番湯を神前に供え、宿泊業の発展を祈る「献湯祭」が営まれた。
南紀勝浦温泉旅館組合に加盟する旅館の関係者ら14人が湯を入れた朱塗りのたるを手に参列し、巫女が華やかな舞を披露した。大勢の参拝客が見守った。
早朝にくみ上げた湯を供えた清水貞吾組合長(65)は「町は県内で最も泉源が多く、それぞれの旅館で湯元を持っていて泉質もいい。一人でも多くの旅行客に利用していただき、リピーターになってほしい」と話した。
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