有明海でノリ種付け始まる 佐賀県、首位奪還へ
有明海の秋の風物詩、養殖ノリの種付けが始まった。福岡、佐賀、長崎、熊本の4県は27~28日に相次ぎ解禁し、赤や緑など色鮮やかなノリ網が海面を彩った。佐賀県は昨季、少雨や赤潮の影響による未曽有の大不作で、19年連続で守ってきた生産量日本一から陥落しており、今季は首位奪還を目指す。
天気に恵まれた28日朝、佐賀市沖の漁場では、作業員らがノリの胞子を仕込んだカキ殻をぶら下げた幅1・5メートル、長さ18メートルの網を広げ、支柱にくくりつけた。
西久保敏組合長は、作業後に取材に応じ「今年はまた一からスタートして記録を築いていきたい」と意気込んだ。
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