荷物自動輸送の専用道路を整備 国交省「10年で実現」
国土交通省の有識者部会は24日、今後の道路整備に関する中間報告案をまとめた。高速道路の地下にトンネルを新設したり、中央分離帯に専用レーンを設けたりして、自動車を使わず荷物だけを運ぶ「自動物流道路」の整備構想を明記。「今後10年での実現に挑戦することが重要だ」と掲げた。宅配需要の伸びや物流業界の人手不足に対応する。
国交省によると、海外では、自動運転カートが物流専用の地下トンネルを走行するシステムの構築計画がある。物流危機への対応や温室効果ガス削減に向け、国内でも自動車に頼らない物流システムを構築する必要があると判断した。海外の例も参考にして、技術的な検討を進める。
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