海から遠い住宅地の川にエイ!? 熊本市の坪井川、河口から8キロ 散歩中の男性が動画撮影
「熊本市の白坪小学校近くの川をエイが泳いでいてびっくりした」。熊本市西区の元会社員の男性(60)が散歩中に撮影したというエイの動画が熊本日日新聞に寄せられた。海水にいるはずのエイが、河口から約8キロも上流の川に? SNSこちら編集局で取材した。
男性がエイを目撃したのは8月30日午前7時ごろ。場所はJR熊本駅から南に1・3キロの住宅地を流れる坪井川だ。散歩の際にたまに通るが、エイを見たのは初めてという。全長50~60センチほど。上流の方へ泳いでいったといい、「こんなところまで上ってくるのだと思い驚いた」と話す。
熊本博物館の清水稔学芸員(52)に動画を確認してもらうと「アカエイ」で間違いないという。沿岸部のほか、海水と淡水が混じり合う川の河口付近の汽水域にも多く生息する。そして坪井川を管理する熊本県河川課によると、実は坪井川は河口から9・8キロ上流の熊本駅東側付近まで、汽水域が続いているという。
アカエイは淡水域でも生きられるため川を上流までさかのぼることもある、と清水さん。ただ、尻尾には毒があるため「見つけても捕まえないようにして」と話している。(東有咲)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
熊本のニュース-
【ノーベル平和賞】日本被団協代表委員・田中熙巳さん受賞演説全文
熊本日日新聞 -
石牟礼道子の世界を「再検証」 熊本県立大、22日に学術フォーラム
熊本日日新聞 -
冬場に注意!! 入浴前後の「ヒートショック」 気温差で血圧乱高下 医師が薦める予防策は?
熊本日日新聞 -
【写真連載・紅葉彩々①】シルエット
熊本日日新聞 -
熊本市が「津波避難困難地域」設定へ 有明海に面する市西南部を念頭 避難場所の設定や住民の意識啓発に
熊本日日新聞 -
「いっしょに読もう!新聞コンクール」奨励賞に熊本県内から3人 日本新聞協会
熊本日日新聞 -
衆院選で1強多弱崩壊「与野党で結論出す努力を」 政治アナリストの伊藤惇夫氏が講演 熊日情報文化懇話会12月例会
熊本日日新聞 -
長時間労働の無料相談 連合熊本がホットライン開設 11日まで
熊本日日新聞 -
天草市、市長・議員の月給アップへ 定例議会に条例改正案を追加提出 4千~1万円増
熊本日日新聞 -
八代市旧厚生会館の解体、賛否問う住民投票求め市民団体が署名提出
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
熊本都市圏の住民の間には、慢性化している交通渋滞への不満が強くあります。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などでこの状況に拍車が掛かるとみられる中、「渋滞都市」から抜け出す取り組みが急務。その切り札とみられるのが公共交通機関の活性化です。連載企画「移動の足を考える」では、それぞれの交通機関の現状を紹介し、あるべき姿を模索します。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛やより良い生活につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、しっかりした家計管理で安心して生活したい記者と一緒に、楽しく学んでいきましょう。
※次回は「休眠預金」。12月11日(水)に更新予定です。