「費用折半で補修」決定 熊本地震でビル傾きマンションに接触の恐れ 熊本地裁

熊本日日新聞 | 2021年02月11日 10:32

 熊本地震で隣の商業ビルが傾き、接触の恐れがあるとして、熊本市中央区手取本町のマンション管理組合がビルの所有企業に補修工事を求めた裁判の調停で、熊本地裁(佐藤道恵裁判長)は、マンションの一部を削るなどの補修工事を両者で費用を折半して実施するよう決定した。

 決定は5日付。原告側マンションの6、7階のバルコニーを60センチ削り、被告側ビルの外壁落下を防ぐ工事をして、計451万円の費用を両者が50%ずつ負担するとした。

 決定によると、マンションは地上9階、地下1階。2016年の熊本地震で、隣接する6階建てのビルが傾き、外壁がマンションのバルコニーに接触した。原告側は、再び接触したり、ビル外壁が落下したりするのを防ぐ補修工事を求めたが、被告側が応じず、17年8月に提訴。調停を進めていた。

 原告側代理人は「双方が歩み寄った解決で、同様の紛争の解決指針になる」と評価。被告側代理人は「こちらの主張が考慮されておらず、不満がある。異議申し立てをするかどうか検討する」とした。(國崎千晶)

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