新年モーすぐ! 阿蘇あか牛イメージ、干支の土鈴作り最盛期

熊本日日新聞 | 2020年11月25日 16:00

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干支の「丑」をかたどった土鈴に色付けする南阿蘇焼窯元の松山一朝さん=南阿蘇村

 来年の干支[えと]の「丑[うし]」をかたどった土鈴作りが、熊本県南阿蘇村の南阿蘇焼窯元で最盛期を迎えている。約1500個を出荷予定で、作業は12月中旬まで続く。

 高さ9センチほどの素焼きの丑を、阿蘇を代表するあか牛をイメージした赤茶色など8色に塗り分け。くらや角は縁起の良い金色を使い、かわいらしく仕上げている。

 今年は新型コロナウイルスの影響で、分散参拝を計画する神社があるため、例年より1カ月前倒しで制作を開始。同窯元の松山一朝さん(45)は「穏やかでマイペースな牛のように、一歩ずつ前進して新型コロナを乗り切れるように願いを込めました」と話している。

 1個1430円。県内の百貨店や神社に並ぶ。同窯TEL0967(67)1230。(上杉勇太)