年賀はがき発売、熊本県内でも コロナ禍でイベントもなく

熊本日日新聞 | 2020年10月29日 14:00

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2021年用の年賀はがきや年賀切手が発売され、買い求める人が訪れた熊本中央郵便局=29日、熊本市中央区(丸山伸太郎)

 2021年用の年賀はがきが29日、全国一斉に売り出され、熊本市中央区の熊本中央郵便局にも早速、買い求める客が訪れた。

 同局によると、来年の干支[えと]が丑[うし]であることから福島県の郷土玩具「赤べこ」をあしらったものや、くまモンをデザインした九州版など6種類を用意。人気アニメ「鬼滅の刃[やいば]」のキャラクターを描いた特製はがきのネット予約も始まり、11月20日以降は店頭でも販売するという。

 同局は例年、発売初日に特設販売コーナーを設けるが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のため普段通り窓口で販売。一番乗りで30枚購入した同区の林田暎司さん(82)は「毎年、友人に送っている。年賀状で互いの健康を確かめている」と話していた。

 日本郵便によると、今年の当初発行枚数は前年比17%減の約19億4200万枚。コロナ禍で業績が悪化した企業が多く、広告用の利用が減るとみており、過去最低となる見込み。配達の受け付けは12月15日から。(丸山伸太郎)