熊本大次期学長に小川久雄氏 国立循環器病研究センター理事長

熊本日日新聞 | 2020年10月1日 11:00

 熊本大は30日、原田信志学長(70)の任期満了に伴う学長選考会議(議長・甲斐隆博熊本経済同友会代表幹事)を開き、次期学長候補に、国立循環器病研究センター(大阪)の小川久雄理事長(67)を選出した。文部科学大臣の任命を受け正式決定する。任期は来年4月から6年間。

 学長選考に推薦されたのは、小川氏のほか、熊本大病院長の谷原秀信氏(59)と同大薬学部長の甲斐広文氏(59)の3人。29日にあった教職員による投票の結果、小川氏644票、谷原氏329票、甲斐氏129票だった。

 投票結果を踏まえ、学部長や学外委員ら22人で構成する選考会議が3氏を面接。「大学が抱える課題解決のために強いリーダーシップを発揮してもらえる」として、決選投票で過半数を獲得した小川氏に決定した。

 小川氏は徳島県出身。熊本大医学部卒。2000年に同大医学部教授、06年から10年まで同大付属病院先端医療支援センター長を務めた。16年2月から現職。専門は循環器内科学。(澤本麻里子)