学習用端末、1人1台 熊本県内公立小中 配備進む 「個々の学びに不可欠」

熊本日日新聞 | 2021年02月03日 09:27

ICTを活用した授業の実践例が学べる動画。県教育委員会が専用ホームページで公開している=県庁

 全ての小中学生に1人1台の学習用端末を配備する政府の「GIGAスクール構想」が、熊本県内でも実現に向けて進んでいる。県教育委員会は端末導入とともに、教員の指導力を向上させる独自のガイドブックを作成。2021年度の本格スタートを前に、ソフト面でも準備を急ぐ。

 同構想は、文部科学省が提唱するICT(情報通信技術)を活用した教育改革の理念。新型コロナウイルスの感染拡大でオンライン学習が増えたこともあり、全国の学校で情報端末の導入が加速している。

 県教委と熊本市教委によると、1人1台の端末配備は20年度中、県内全ての公立小中学校で実現できる見通し。併せて、公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」も普通教室を中心に整備し終える。

 一方、県立高は20年度中に第二、熊本北、宇土など18校でノート型パソコンを先行導入。県立特別支援学校を含め、22年度までに1人1台の整備を終える方針だ。県の20年度一般会計予算に計上した関連経費は4千万円となった。

 教員の指導力を高めるガイドブックは、「プログラミング」「情報安全・モラル」などのテーマや校種に応じて作成。県教委の専用ホームページで公開し、活用を促している。授業の実践例などを学ぶオンライン研修も始めた。

 21年度は、学校教育のデジタル化が動きだす「ICT元年」とされる。県教委教育政策課は「個々に応じた学びにICT教育は不可欠。学校現場でしっかり対応できるよう、必要なフォローをしていきたい」としている。(臼杵大介)

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