受賞作品の編著者を表彰 第44回熊日出版文化賞の贈呈式
熊本日日新聞 | 2023年3月17日 13:25

第44回熊日出版文化賞の贈呈式が17日、熊本市中央区のホテル日航熊本であり、受賞作の編著者を表彰した。
出版文化賞は「アイラヴ漱石先生 漱石探求ガイドブック」(NPO法人くまもと漱石文化振興会、熊本大文学部付属漱石・八雲教育研究センター編、集広舎)、「熊本地震の痕跡からの学び」(熊本大くまもと水循環・減災研究教育センター減災型社会システム部門編、熊日出版)、「アルメイダ神父とその時代」(玉木讓著、弦書房)の3点が受賞。新設の熊本ジャーナリズム賞には「検証・免田事件[資料集]」(免田事件資料保存委員会編、現代人文社)と「生き直す 免田栄という軌跡」(高峰武著、弦書房)を、事件を検証する作品群として選出。自費出版を対象とするマイブック賞は「俳壇坂本の会」(小室日和、小室千穂、坂本高穂、坂本節子、坂本真二著、文學の森)が選ばれた。
河村邦比児・熊日社長が受賞者に表彰状と副賞を手渡した後、選考委員長の幸田亮一・熊本学園大商学部教授が選考経過を報告した。
くまもと漱石文化振興会理事長の小野友道さんは「若い人には本を携えて、漱石の足跡を訪ね歩いてもらいたい」とあいさつ。熊本大特任准教授の鳥井真之さんは「自然の成り立ちを理解してもらうことが防災につながるとの思いを込めた」、玉木さんは「存在を忘れられたアルメイダの功績を多くの人に知ってほしい」と述べた。免田事件資料保存委員会代表の高峰さんは「冤罪[えんざい]の原点は免田事件にある。きちんと記録に残す必要があると考えた」、坂本真二さんは「3世代で俳句に親しみながらゆったり陽気にやっていければ」と語った。
同賞は県内個人・団体の優れた著作を毎年顕彰。今回は2022年に刊行された約80点を対象に、熊日の社内選考を経て、委員7人が2月22日の本選考会で受賞作を決めた。(澤本麻里子)
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