金星と木星、夕方の西空で明るさ競う 月の直径ほどの距離まで最接近

熊本日日新聞 | 2023年3月2日 20:43

長六橋の裸婦像の頭上に並んで輝く金星(右)と木星=2日午後7時10分ごろ、熊本市中央区(ソフトフィルター使用)

 2日夕、惑星の金星と木星が、夕焼けに染まった西の空で最接近して、明るさを競うかのように輝く様子が観察された。

 国立天文台(東京)によると、金星と木星の見かけの距離は、月の直径とほぼ同じ0・5度。金星と木星が1度以下まで接近するのは、昨年5月の明け方以来という。

 熊本市中央区の長六橋近くの白川河川敷からは、橋上の裸婦像越しに、明るさマイナス4等級で光る金星とマイナス2等級の木星が輝いて見えた。

 同天文台によると、3日以降、金星が高度を上げる一方で木星は下がり、徐々に離れていく。5日頃までが見頃という。(鹿本成人)

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