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(8)百日ぜき治そうと寺や山へ

作家 前山光則「球磨川のほとりで」
熊本日日新聞 2023年2月15日 07:00
父に連れて行かれた山江村にある高寺院

 小学4年の夏に入るまでのわたしは、体が強い方ではなかった。風邪をひいたり、胃腸の調子が悪くなったりすることが多かった。  2年生か3年生の頃、百日ぜきにかかってしまった。なかなかせきが治まらずに苦しんだが、当然ながら親は心配する。医者に...

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