(9)川と離れた生活さびしく
作家 前山光則「球磨川のほとりで」小学校5年生の夏、わが家が、同じ人吉市の二日町へ移転しなくてはならなくなった。都会暮らししていた家主さんが人吉に帰って来るため、立ち退きを迫られたのだった。 新しい住まいは1キロも離れておらず、しかも東小学校へはグンと近くなった。だが...
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