子どもがおびえ、硬直「かわいそうだった」 熊本乳児院の元職員、子ども守れず後悔
「虐待は日常的にあった。虐待をする職員を見ると、1、2歳の子どもがおびえたり、硬直したりしてかわいそうだった」。熊本乳児院(熊本市中央区)の元職員3人は証言の中で、そう振り返った。
うち2人は幼児に食事の介助をしながら、「虐待ではないか」と胸を痛める場面を度々目にしたという。食が細かったり、2歳の「イヤイヤ期」で食事を嫌がる子どもに対し、食べ物を無理やり詰め込み、子どもが吐き出すことがあった。職員が「食べんでよか」と手首をつかみ、
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