熊本県は「Ｇｏ Ｔｏ イート」継続　食事券利用など制限なし

　熊本県は２７日、飲食業界を支援する「Ｇｏ　Ｔｏ　イート」のプレミアム付き食事券の発行や、発行済み食事券と付与ポイントの利用について、いずれも制限を課さない方針を固め、検討を求めた農林水産省に伝えた。

　蒲島郁夫知事は同日の臨時記者会見で「新型コロナウイルスの今の感染状況では、制限が必要なところには至っていない」と説明。今後の状況の変化には迅速に対応していく考えを強調した。

　これを受け、受託事業者でつくる食事券発行の熊本事務局は、ホームページで制限をしないことを発表。約２９６０店の加盟店にもメールで伝え、引き続き感染防止対策の徹底を呼び掛けた。

　一方、県内で１６日に始まった食事券の第２期販売は、当初より購入申し込みのペースが落ちている。同事務局は、「第３波」とも指摘される国内の感染者急増が影響しているとみている。（中原功一朗、野方信助）