全国邦楽コンクール、最優秀賞に箏曲の清原晏さん 県内在住・出身者で初

熊本日日新聞 | 2022年6月12日 19:09

箏曲「五段砧」を演奏し、最優秀賞を受賞した清原晏さん=12日、熊本市中央区

 「くまもと大邦楽祭」の全国邦楽コンクールが12日、熊本市中央区の市民会館シアーズホーム夢ホールであり、箏曲の清原晏[はる]さん(22)=大津町=が最優秀賞の文部科学大臣賞と県知事賞を受賞した。県内在住・出身者の最優秀賞は初めて。

 熊本市と県文化協会、熊日主催。邦楽の継承・発展や人材の発掘・育成のために開かれており、27回目。

 箏曲、尺八・笛音楽、琵琶楽、三味線音楽、三曲等合奏の5部門に国内外から40個人・組の応募があり、予選を通過した20個人・組が琵琶楽を除く4部門に出場。5分以内で自由曲を演奏した。日本伝統文化振興財団の藤本草[そう]顧問ら5人が審査した。

 清原さんは細川喬弘さんの助演で「五段砧[ぎぬた]」を演奏した。藤本顧問は「しっかりとした基本が求められる古典を選び、その中で自分らしいアプローチができている」と評価。「邦楽の伝統を重んじてきた熊本にとっても喜ばしい結果」と話した。

 清原さんは東京芸術大音楽学部邦楽科卒業後、熊本を拠点に演奏活動を続けている。清原さんは「緊張もあったが、音の響きを楽しむことができた。慢心せずに頑張っていきたい」と語った。(古東竜之介)

 その他の入賞者は次の通り(敬称略)。
 ▽優秀賞 吉越大誠(箏曲、東京)平野寿里・田村法子(三曲等合奏、東京)安嶋三保子(箏曲、東京)▽奨励賞 遠藤咲季子(箏曲、徳島)河宮拓郎(尺八・笛音楽、京都)今藤政優(三味線音楽、千葉)江連弘代(箏曲、静岡)

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