B1ライセンス取り消しも 熊本ヴォルターズのパワハラ問題 Bリーグチェアマン会見

熊本日日新聞 | 2022年04月12日 20:37

 バスケットボールBリーグは12日、B2の熊本ヴォルターズの運営会社「熊本バスケットボール」と同社の西井辰朗社長に制裁金などの処分を科したことに関し、島田慎二チェアマンがオンライン会見した。交付済みのB1昇格に必要なライセンスについて、「人事体制、組織運営、財務基準が(リーグ基準に)抵触する場合は、取り消しもある」との厳しい姿勢を示した。

 リーグは11日、西井社長が、「けがをしていない選手に契約解除をちらつかせて、故障者リストへの登録を事実上、強制した」と認定。西井社長にけん責処分と制裁金150万円、監督責任があったとして同社にもけん責処分と250万円の制裁金を科した。

 会見には、リーグ側が認定したパワーハラスメントと故障者リストの不正運用について、調査に当たった弁護士も同席。「17人から延べ21回のヒアリングを実施し、SNSなどのやりとりを証拠として採用した」と説明した。

 ただ、リスト入りに必要な診断書を発行したチームドクターへの調査は「時間的制約もあり、(発行の是非について)あえて判断はしていない」と踏み込まなかった。一方で、事実認定については「確信を持っている」とした。

 島田チェアマンは「選手の尊厳を傷つけ、リーグの根幹を揺るがしかねない事案」とし、過去最高額の制裁金となった理由を説明した。

 Bリーグによると西井氏は処分を受け入れているが、「故障者リスト入りは選手と、選手の代理人が合意したことを受けて登録した。パワハラはやっていない」と、リーグ側の事実認定に異議を唱えているという。(萩原亮平)

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