ネズミがウイルス媒介か 南関町の鳥インフル 農水省が調査結果公表

熊本日日新聞 | 2021年12月15日 19:05

鳥インフルエンザが発生した養鶏場=12月3日、南関町(後藤仁孝、小型無人機で撮影)

 農林水産省は、熊本県南関町の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザに関する現地調査の結果を公表した。ウイルスの侵入経路は特定できなかったが、ネズミが外部から持ち込んだ可能性を指摘している。

 鳥インフルエンザが高病原性と確認された3日、農水省の疫学調査チーム(5人)が養鶏場を調査。鶏舎内でネズミのものとみられるふんや足跡が見つかり、排水口に小動物が侵入できる隙間があったという。

 鶏舎は11棟あり、公道を挟んで5棟と6棟の2区域に分かれている。片方の区域では入り口で車両消毒などの感染防止対策が講じられておらず、両区域を人が行き来していた。鶏のふんを保管する堆肥舎には防鳥ネットが張られていなかった。県によると、いずれも農水省が定める飼養衛生管理基準に反している。

 一方、従業員が鶏舎に入る際は各鶏舎専用の長靴や防護服に交換し、周囲に消石灰を散布するといった対策は講じられていた。

 農水省は引き続き、侵入経路の解明に向けて分析を進めるという。(福山聡一郎)

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