家族で楽しめる品、オンライン限定… 長引くコロナ禍反映 熊本県内のお歳暮商戦ピーク

熊本日日新聞 | 2021年12月09日 11:56

鶴屋百貨店の「お歳暮ギフトセンター」で商品を選ぶ買い物客ら=熊本市中央区

 熊本県内の百貨店やスーパーでお歳暮商戦がピークを迎えている。新型コロナウイルスの感染状況が見通せない中、店側はオンライン販売にも力を入れる。消費者も、相手に会えない状況を念頭に商品を選ぶ人もいるなど、長引くコロナ禍を反映した商戦となっている。

 鶴屋百貨店(熊本市)は20日まで、本館6階大催事場でお歳暮ギフトセンターを開設。定番のビールや洋菓子、コーヒー、総菜など約1400点を取りそろえている。

 今年は「つながるギフト」をテーマに、これまで取り扱っていなかった全国の銘品や、県内各地のふるさとの味を楽しめる商品などを充実させた。数量限定の人気商品は既に売り切れも出ているという。同百貨店は「気軽に人に会えない状況が続く中、大切な人にしっかり感謝の気持ちを伝えたい人が多いのではないか」と話す。

 人気の価格帯は3千~5千円。オンラインストアでの注文も25日まで受け付けている。

 大型商業施設ゆめタウンを展開するイズミ(広島市)は、ビールやハムなど約1500点を扱う。前年から続く新型コロナ感染拡大で、今年はネットを活用する人が増えると見込みオンラインショップでの品数を強化。オンライン限定の果物や鍋のセットなども20種類用意した。同社によると、オンラインの売り上げは前年比2割増で推移しているという。

 イオン熊本店(嘉島町)は、歳暮の特設売り場を29日まで開設。定番のハムやビールのほか、九州産の海産物など約2100点を扱う。同店は「今年は新型コロナの沈静化で帰省を考える人もおり、クルマエビやあか牛ハンバーグといった家族で楽しめる品を選ぶ人も増えている」と話す。

 8日、同店の売り場を訪れた熊本市南区のパート従業員東矢敬子さん(63)は、「毎年、関東や福岡に住む親戚にお歳暮を贈っている。新型コロナ感染を考えるとまだ行き来できないので、熊本や九州の名産品を届けたい」と、熱心に品定めしていた。(東有咲、清水咲彩)

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