玉名に歌声響かせ70年 市民合唱団が記念公演向け練習 12月5日、市民会館

熊本日日新聞 | 2021年11月22日 11:52

創立70年の記念公演を前に、マスクを着けて練習に励む玉名市民合唱団の団員ら=玉名市

 熊本県玉名市の玉名市民合唱団が創立70周年を迎え、12月5日の記念公演に向けて練習に励んでいる。玉名の風土をイメージした交声曲などを披露する。新型コロナウイルス感染拡大で思うように練習ができなかった苦境を乗り越え、歌声に磨きをかけている。

 合唱団は1951年、玉名合唱同好会として設立。県内で最も長い歴史を持つ市民合唱団の一つとされ、現在は30~80代の34人が所属する。設立時からのメンバーも2人おり、毎週木曜夜に、市文化センターなどで練習を重ねている。

 しかし、コロナ禍で昨年から活動が大幅に制限。緊急事態宣言中は合同練習を中止し、各パートの合唱部分を録音したCDをメンバーに配って個人練習するなど試行錯誤を重ねた。松尾芳徳[よしやす]団長(79)は「合唱はハーモニーが大切。集まらないとできない練習も多く、苦労した」。感染者が減った今年10月から、マスクを着けて全体練習を再開。歌いづらさはあるが、最後の調整に余念がない。

 記念公演では、混声合唱交声曲「万象」を、ピアノと玉名女子高吹奏楽部の演奏に乗せて披露する。千葉大教授で作曲家の山本純ノ介さんが、合唱団のために豊かな菊池川の流れなど玉名をイメージして作った約30分の大作。元はピアノ伴奏のみの作品だが、今回のために山本さんが吹奏楽も加えて新たに編曲した。

 2018年の定期公演以来3年ぶりとなる念願の公演を前に、松尾団長は「万象は新しい編曲で、原曲と違う雰囲気になった。すごく壮大な曲になっているので、ぜひ聴きに訪れてほしい」と話している。

 記念公演は市民会館で、12月5日午後2時開演。入場無料だが、全席指定で要予約。市少年少女合唱団との五輪がテーマのメドレー、ゲスト団体による古楽器の演奏もある。TEL松尾団長090(5294)0515。(丸山伸太郎)

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