熊本2区、無所属新人が先行 衆院選序盤情勢 1、3、4区は自民優位

熊本日日新聞 | 2021年10月21日 07:00

 熊本日日新聞社は第49回衆院選の熊本県内4選挙区について、共同通信社が19、20の両日実施した電話調査に独自取材を加味し、公示直後の序盤情勢を探った。熊本1区、3区、4区は、自民党の前職が優勢に戦いを進め、野党共闘候補をリード。2区は与野党の戦いに割って入る保守系無所属の新人が先行している。しかし、どの選挙区でも、2割弱から3割近くの有権者が投票する候補を決めておらず、今後の情勢は予断を許さない。

 1区は自民前職の木原稔氏(52)が校区ごとの個人後援会の呼び掛けもあり、自民支持層を着実に固めた。推薦を受けなかった公明党支持層への浸透は薄い。立憲民主党新人の濱田大造氏(51)は立民支持層を固めたが、保守層が距離を置く。無党派層からの支持は競り合っている。

 2区は無所属新人の西野太亮氏(43)が保守層に食い込み、一歩抜け出した。草の根運動で、無党派層や立民支持層へも浸透しつつある。自民前職の野田毅氏(80)は無党派層の取り込みに苦戦。自民や公明支持層からは支持を固めつつあり、巻き返しを図る。共産党新人の橋田芳昭氏(66)は厳しい戦い。

 3区は自民前職の坂本哲志氏(70)が党組織と個人後援会を連動させ、自民、公明支持層を中心に支援の輪を拡大。社民党新人の馬場功世氏(70)は立民や共産も含めて野党支持層をまとめ切れていない。NHK党新人の本間明子氏(40)は伸び悩む。

 4区は自民前職の金子恭之氏(60)が地元の首長や県議らの分厚い選挙態勢が機能。自民と公明の支持層に浸透し、優位を保つ。立民前職の矢上雅義氏(61)は共闘する野党支持層以外には広がりを欠き、後れを取っている。(衆院選取材班)

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