警戒音でカラス退散 熊本市中心街 フン害、ごみあさり…関係者ら対策スタート

熊本日日新聞 | 2021年10月16日 07:53

警戒音を鳴らしてハシブトガラスを追い払う熊本市職員と下通繁栄会の会員ら=同市中央区

 熊本市は14日夜、中央区の花畑公園で、渡り鳥のミヤマガラスを警戒音で追い払うデモンストレーションを実施した。フン害やごみあさりなどの被害に悩む中心商店街の関係者らが拡声器の使用法を教わった後、警戒音を鳴らしてカラスを追い払った。

 市鳥獣対策室によると、ミヤマガラスは10月下旬、中国大陸や朝鮮半島から越冬のために飛来し、翌年3月ごろに飛び去る渡り鳥。2018年ごろから増え始め、フン害などが問題になっている。市はこれまで、佐賀大に行動調査を依頼したり、「ガー、ガー」というカラスが嫌がる警戒音やLEDライトを利用して追い払う実験をしたりしてきた。

 今回はまだミヤマガラスが飛来していないので、すみ着いているハシブトガラスなど約300羽を追い払った。これから2月末まで、商店街関係者らが交代で1日3回追い払う。

 市中心商店街等連合協議会の猪毛尾彰宏会長(64)は「日が暮れて集まるカラスの多さに驚いた。新型コロナウイルス禍で休業中の店舗が多く、ごみあさりの被害も少なかったが、これから増えると予想される。商店街全体で協力していきたい」と話した。(上野史央里)

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