「くまもと復興国際音楽祭」開幕 八千代座皮切り、23日まで6公演

熊本日日新聞 | 2021年10月01日 07:50

八千代座での公演を皮切りに開幕した「第1回くまもと復興国際音楽祭」=30日、山鹿市(後藤仁孝)

 クラシック音楽の祭典「第1回くまもと復興国際音楽祭」が30日、山鹿市の八千代座での公演を皮切りに幕を開けた。10月23日まで熊本県内4会場で6公演が行われる。

 同音楽祭は県、熊本市、県文化協会、NPO法人オーケストラ創造、RKK、熊日でつくる実行委の主催。NHK交響楽団第1コンサートマスターの篠崎史紀さんが音楽監督を務める。

 初日はドイツの演奏家が山鹿の思い出を曲にした「YAMAGA」を、三ツ橋敬子さん指揮の九州交響楽団が本邦初披露。続いて篠崎さんらがモーツァルト「二つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ」を奏で、会場から盛大な拍手が贈られた。

第1回くまもと復興国際音楽祭で演奏する篠崎史紀さん(中央左)

 音楽祭は当初、2020年4月に第1回を予定していたが、新型コロナの影響でネット配信やテレビ放送に変更し「序章」と位置付けて実施した。今年も予定していた世界的指揮者ケント・ナガノ氏らの来演をコロナ禍で断念するなど曲折もあったが、1年半遅れで本格開催にこぎつけた。今後毎年実施する方針。

 篠崎さんは「困難がたくさんあったが、音楽祭での新たな出会いが次につながっていけばうれしい。皆さんには生演奏の場の空気を味わい、何かを感じてもらえたら」と語った。(枝村美咲)

 その他の日程は次の通り。▽三ツ橋敬子指揮・九州交響楽団演奏会 1日午後7時、熊本市中央区の県立劇場▽N響メンバーによる弦楽四重奏団演奏会 2日午後2時、同区の市民会館シアーズホーム夢ホール▽くまもと復興国際音楽祭フィナーレ 3日午後2時、県立劇場▽熊本豪雨復興祈念コンサート 22日午後7時と23日午前11時、人吉市駒井田町のひとよし森のホール=チケット完売。音楽祭実行委TEL096(328)5525(平日午前10~12時、午後1~5時)。

八千代座での公演を皮切りに開幕した「第1回くまもと復興国際音楽祭」

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