リニア、新型試験車導入へ サメ肌フィルムで空気抵抗削減


JR東海は20日、山梨リニア実験線に新しい改良型試験車1両を今年夏に投入すると発表した。サメの肌のような微細な溝構造のフィルムを車体の表面に用いるほか、台車周りの形状を工夫して空気抵抗を削減、消費電力を低減できるという。
新しい改良型試験車は先頭と最後尾の車両の間に入る中間車両で、既存の改良型試験車などと組み合わせて走行試験を実施していく。従来より高い温度で十分な冷却が可能になった超電導磁石の導入を踏まえ、車両の機器構成を簡素化。製造コストを抑えることも可能になる。