中国家電TCL、五輪最高位協賛 トヨタやパナ、日本勢3社は終了

共同通信 2025年2月20日 21:39
 五輪・パラリンピックの最高位スポンサー契約を結び、IOCのバッハ会長(右から2人目)と握手する中国家電大手TCLの李東生会長=20日、北京(共同)
 五輪・パラリンピックの最高位スポンサー契約を結び、IOCのバッハ会長(右から2人目)と握手する中国家電大手TCLの李東生会長=20日、北京(共同)

 【北京共同】中国家電大手TCL科技集団は20日、国際オリンピック委員会(IOC)と五輪・パラリンピックの最高位スポンサー契約を結んだ。北京市でIOCのバッハ会長が出席して調印式が行われた。2032年までの契約で、期間中は五輪マークの使用など独占的な商業活動が認められる。

 中国企業の契約は3社目。東京大会に絡む不祥事の影響などで日本企業の「五輪離れ」が進む中、中国企業は世界的なスポーツイベントの協賛で存在感を高めている。最高位スポンサーを巡ってはトヨタ自動車、パナソニックホールディングス(HD)、ブリヂストンの日本勢3社全てが24年末で契約を終了した。

 最高位契約は1業種1社が原則。TCLは夏季、冬季大会に映像や音響機器などを提供する。ほかに同契約を結ぶ中国企業は電子商取引(EC)大手アリババグループと乳業大手の中国蒙牛乳業。

 TCLの李東生会長は調印式で「五輪を通じて世界の消費者により良いサービスを届けたい」とあいさつした。

 TCLは広東省に本社を置く。

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