トヨタ、賃上げ議論継続 第1回労使協議

トヨタ自動車は19日、2025年春闘の第1回労使協議会を愛知県豊田市の本社で開いた。賃金や年間一時金(ボーナス)の要求に対する回答は次回以降に持ち越し、議論を続ける。トヨタ自動車労働組合は、比較可能な1999年以降で最高水準となる前年と同水準の賃上げを要求している。
トヨタ労組は正社員で職種や職位ごとの賃上げ額を示す方式を採用しており、要求は最高で月額2万4450円。全体としての賃上げ要求額やベースアップ(ベア)相当分の具体的な水準は公表していない。年間一時金は過去最高だった昨年と同水準の7・6カ月分を要求した。
24年春闘では、経営側は賃上げ、年間一時金ともに満額回答している。