ハマス予定通りの解放表明 延期案に米イスラエル圧力

共同通信 2025年2月13日 22:08
 エジプトとパレスチナ自治区ガザとの境界で、ガザに入るのを待つブルドーザー=13日(AP=共同)
 エジプトとパレスチナ自治区ガザとの境界で、ガザに入るのを待つブルドーザー=13日(AP=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの停戦を巡り、人質解放の延期を示していたイスラム組織ハマスは13日、身柄交換も含め予定通りの停戦合意の履行を表明した。仲介国エジプトのメディアもエジプトとカタールの努力により、履行の障害を克服したと報じた。停戦継続を巡りイスラエルとハマスの間で生じていた緊張が緩和される期待が出てきた。イスラエルの出方が注目される。

 ハマス報道官は13日、共同通信の取材に対して人質3人を15日に解放すると明らかにした。

 ハマスは、イスラエルがガザへの支援物資搬入を許可しないなどとして停戦合意違反を主張、次の人質解放を当初日程の15日から遅らせる考えを表明していた。これに対しイスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスが15日正午までに人質を解放しなければ、ガザの停戦を終了し戦闘に戻ると警告していた。

 トランプ米大統領も、ハマスに向け、停戦合意が破棄されれば「地獄が訪れることになる」と述べて圧力を強めた。ハマスは米イスラエル側の「脅迫的な言葉」は合意履行に役立たないなどとして批判していた。

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